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築いてきた価値Value

Case 01おおさか東線(北区間)新設

おおさか東線(北区間)新設工事は、2010年から2020年にわたりおこなわれた、新大阪~放出の区間に貨物線の用地を活用しながら新たな旅客線を整備する工事です。

この工事でNESCOは、軌陸車などを活用した施工により、電柱の建設や電車線の新設をおこなった他、き電区分所等の変電設備の建設、新たなルートを制御する信号設備の新設、駅構内の発車標の設置などの鉄道電気設備工事をおこないました。

おおさか東線が開業したことにより、大阪市内から各方面への路線を相互に連絡することにより、おおさか東線沿線の地域住民の皆様だけでなく他の路線をご利用の皆様の利便性向上にも貢献しております。

おおさか東線(北区間)新設
※軌陸車とは、一般道と線路の両方を走行可能な車両のこと。

Case 02富山駅高架化

富山駅高架化工事は、2013年から2019年までおこなわれた、富山市にある富山駅を高架化する工事です。

この工事でNESCOは、地上にある既存駅設備の機能を維持しつつ、電車線、信号設備や駅設備の新設撤去を行いました。

富山駅が高架化されたことにより、周辺道路の渋滞の解消と、線路により分断されていた街の一体化につなげることができました。

富山駅高架化
※高架化とは、地上にある線路や駅施設を高架施設にする工事です。

Case 03新宮変電所老朽取替

新宮変電所老朽取替工事は、2020年から2021年におこなわれた、和歌山県新宮市にある老朽化した鉄道変電所の取替工事です。

老朽取替工事では、送電を絶やすことなく、列車を運行しながら工事をしなければなりません。老朽化した変電設備は機械的故障や、電気的故障による送電不能を招くだけでなく、配電盤などの電子部品の故障による制御不能を引き起こす可能性があります。

NESCOは、変電所の老朽取替工事を通して、毎日の安全・安定輸送を支えています。

新宮変電所老朽取替

Case 042018年台風21号災害復旧

台風21号災害復旧工事は、2018年に関西地方を襲った台風被害の復旧工事です。

この災害復旧工事でNESCOは、主に車両所や空港連絡橋の倒壊した電柱などの支持物を含む電車線設備や信号設備の撤去をおこない、被災箇所に新たな設備の設置工事をおこないました。また、この工事では、360度カメラなどの最新機器を使用することにより、より効率的な工法の検討をおこなうことで、早期の復旧を実現することができました。

この工事では、鉄道や空港をご利用になるお客様の日常を取り戻すため、被災した鉄道施設の早期復旧に寄与することができました。

2018年台風21号災害復旧

Case 05梅小路ポテル京都

JR西日本グループの新ブランドホテルである「ポテル」。京都の梅小路にある「梅小路ポテル京都」の工事は、2019年2月1日から2020年4月28日まで行われました。京都駅から徒歩約15分、梅小路京都西駅より徒歩約5分の場所にあるホテルの建設工事です。

この工事でNESCOはホテル全体の電気設備工事に関わり、キュービクルの設置、照明コンセント、電話、テレビ、防犯カメラ、太陽光発電設置を行いました。建物を作る時にはこのような工事が電気設備として必要になります。ホテルの近くには、鉄道博物館や水族館があり、京都駅にも近いという事で、このホテルを中心に色々な場所への観光もできます。また、ホテルの中には本やレコード、ボードゲームといったテーマごとの空間があり、ホテルを利用されるお客様と地域の人との縁を繋げる新しい場所ができました。

梅小路ポテル京都
※キュービクルとは、発電所から変電所を通して送られてくる6600Vの電気を100Vや200Vに降圧する受電設備を収めた金属製の箱のこと。

Case 06JR社員研修センター

安全で安心な鉄道を築き上げるプロフェッショナルの育成の施設として使用される「JR社員研修センター」。そのリニューアル工事は、2017年4月20日から2021年1月4日におこなわれ、10棟ほどあった既存の教室や実習棟などを解体し、新たに6棟(本館・実習棟、厚生棟、安全体感棟、技術訓練棟、屋外実習所他)を増築した大規模工事です。

この工事でNESCOは、新しい建物へ電気を送電する設備の工事だけでなく、非常時に主要部分(会議室や講師室ほか)の照明や消火設備へ電源供給できるように発電機を設置しました。また、多機能電話機や無線LAN設備など、時代にあった最適なシステム構築をおこないました。さらに、研修の合間にリラックスできるように設けられたカフェテリアやリフレッシュコーナーでは温かみのある照明にして快適空間づくりにも貢献しました。

JR社員研修センター