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電気をつなぐ。
人をつなぐ。思いをつなぐ。

鉄道工事部(変電) 変電工事所 主任 N.S. 2012年入社

Q.1業務内容を教えてください

JR西日本の変電所で設備の取替えや点検工事を監理する仕事です。JRとの打合わせ、材料の手配、スケジュール管理、作業員の方々への指揮などを行います。「JRおおさか東線・南吹田き電区分所」の新設工事は、私が初めて工事指揮者という責任のもとに手掛けた工事です。しかも、JRでもまったく新しい路線をつくる機会はあまりなく、変電設備を新設する貴重な機会に携われたのは感慨深く、ありがたかったです。

Q.2仕事の醍醐味は何ですか?

工事を終え、最初の電車が無事に目の前を通過してくれた時の達成感と感動は忘れられません。夜間工事の場合もありますが、作業員の方の命を預かっているプレッシャーの中で最後の最後まで気は抜けません。特に「JR奈良線・木幡変電所」の取替工事は、いったん機器をすべて撤去し、隣の変電所と連携しながらの作業。うまくできなければ電車が動かないケースだったので喜びもひとしおでした。

Q.3仕事をする上での信念は?

「段取り八分」という言葉です。入社してすぐ講師の方に教わった言葉で、仕事は準備で決まると心に刻んで日々作業しています。特に京阪神エリアの変電工事部門は、近畿2府4県すべてを担当します。長く働いていても初めての現場は結構あります。その地区に詳しい先輩に事前に情報を伺ったり、危険因子を全員で挙げて対策を打ち合わせを行います。ミスで電車が止まる場合も想定し、実際にリハーサルも行います。

入社前

Theme1入社のきっかけ

自分の資格や特徴を、夢のある
大きなフィールドで活かしたかったです。

大学在学中に第一種電気工事士という資格をとり、電気工事関係の職種を検討しました。中でもJRグループという、全国を走る大きなフィールドで自分の資格や特徴を活かしたいと考えました。JRは新幹線、リニアと新規事業に挑み続けています。今後も成長できる企業であり、他ではできない夢のある工事に携われるのが魅力でした。

Theme2技術力

ゼミで鍛えられたプレゼン力が、
作業の資料作成や説明に役立っています。

ゼミで毎週のように発表があり、人前での話し方を学びました。また、エクセルやパワーポイントの作成経験も仕事に直結しています。ミーティングや会議の場面で、これらの経験が生かされています。作業員の方々に「ここが危ないです」と説明したり、誰の目にも分かるように作業図面をつくることが、仕事の進捗や安全確保につながっています。

Theme3成長したスキル

鉄道の電気工事は専門性が高い。
会社の充実した教育制度がありがたい。

専門的な仕事なので学生時代の知識がほぼ活かされいません。入社前は不安でしたが、「NESCO技術学園」という教育制度でしっかり学べました。「FS研修」ではJR社員などと交流でき、その後の実務で相談しやすい関係が築けました。資格を取るのも講習会や報奨金制度があり、社員のやる気が向上します。

入社後

Theme1技術力の向上

後輩に教えることで、
自分自身の技術も上がる。

工事指揮者に若手社員を一人つける、師弟制度が数年前にできました。直接教える・教えられる関係は、仕事を任せる判断がしやすくていいです。私も2020年6月から弟子がつきました。教えるのも中途半端ではできないので、人一倍復習しながら自分も技術や知識を高められます。作業の説明もより分かりやすくと心がけています。

Theme2成長につながるきっかけ

「教わる時は一度きりのつもりで」
この叱責が、考えて行動する契機に。

入社初期、工事会社に作業員として出向しました。そこで親方に「教わる時は一度しか聞けないと思って聞こう」と教わりました。それまで仕事内容を聞いて動いていたのが、徐々に自分で考えて進められるようになりました。次にどんな段取りをすれば作業しやすいか。身を持って体験したことが、監理する立場になって生きています。

Theme3将来への展望

安全で確実な仕事を続けたい。
次の世代にも受け渡していきたい。

工事関係の仕事は無事故が永遠のテーマです。作業員の方の安全を守り、乗客の皆さまに迷惑をかけないことに尽きます。そのうえで後輩への指導にも取り組みたい。横のつながり、縦のつながり、全員で連携して確かな仕事を続けたいです。あと、大勢のお客様を支える夢のある仕事だよと、いつか子どもに伝えたらいいです。

夢も責任も大きい。
だから頑張れる。