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毎日が成長の、
「経験工学」です。

鉄道工事部(電車線路) 奈良線電気工事所 N.T. 2013年入社

Q.1業務内容を教えてください

JR西日本の電車に電気を供給する、電車線路設備の工事を監理しています。今の現場はJR奈良線 藤森~木幡駅間で、電柱などの移転や電車線の切替など、複線化に向けた工事を指揮者として担当しています。電車線は鉄道の血管であり、お客様の目にもつきやすい設備です。絶対に電車線に関する業務をやると決めて入社したので、希望が叶って幸せを感じています。

Q.2仕事の醍醐味は何ですか?

終電が終わってから始発電車が走るまでの限られた時間しか工事ができません。しかも現場はイレギュラーなことばかりで、今日もその場の判断で工程の変更がありました。そうした日々を積み重ねて、工期が厳しい中で工事を安全にやり遂げて、自分の作り上げた設備に一番列車が無事に通過したときにやりがいを感じます。「よし、次も頑張ろう」と思えます。最高の仕事です。

Q.3仕事をする上での信念は?

電車線は「経験工学」といわれるので、常に探究心や向上心をもって取り組むことです。電車線路設備は電気工事なのですが、現場にはクレーンなどの重機も入るため、土木工事の側面もあります。機械は故障するものだという前提で、修理法なども勉強してトラブルに備えています。最悪の事態を準備段階から想定し、安全という言葉だけでなく実践できるように日々取り組んでいるところです。

入社前

Theme1入社のきっかけ

自分の生活になくてはならないもの。
そこに貢献したいと考えた。

高校・大学と通学で身近だった鉄道業界に興味がありました。電気ってオームの法則?ぐらいのイメージしかなかったのですが、企業説明会のブースで話を聞いて心に響くものがありました。地図に残る仕事だということ、しかも自分にとってなくてはならないものであり、社会にとっても貢献度の高いインフラ整備という点が決め手でした。

Theme2技術力

震災ボランティアで重ねた交流経験が
仕事のチームワークに活かされている。

鉄道工事の技術は特殊なので、大学の勉強が生きることはほぼありません。それよりもコミュニケーション力です。学生時代にボランティアで東日本大震災の復旧をお手伝いして、世界から集まる多様な人たちと交流しました。チームで話し合い、同じ目標に向かって協力し合う経験が、今の仕事に通じていると実感します。

Theme3成長したスキル

研修制度や上司の指導はもちろん、
現場での失敗経験が大きな学びに。

学ぶ環境がなければこの仕事は無理です。会社の研修で、上司の下で、鉄道のテの字から学びました。準備不足による失敗もあり、仕事の夢しか見ないほど悩んだ日もありましたが、追い詰められた分、成長できた気もします。先々のことを考えて手の空いているうちに準備するなど、反省したことが今に活かされていると思います。

入社後

Theme1技術力の向上

年長者相手の現場監督。
元気な挨拶が何より大切。

工事を委託する会社の職人さんは自分より年長の方ばかりです。私は知識では負ける若造だから、人間的なところで認めてもらわなければ工事監督はできません。まずは積極的に挨拶することから始まり、世間話をして打ち解けるよう努めました。もちろん電車線の勉強もして、スキルを上げながら向き合うようにしています。

Theme2成長につながるきっかけ

地道な作業の繰り返しが
成長になり、節目で報われる。

工事完成のしゅん功、電柱などの支障移転完了、電車線路の切換など、工事の節目節目でやり切ったときに成長を感じます。毎日毎日柱を建て、線を張り、作業を積み重ねていって切替の日を迎えるとき、苦労したことや乗り越えたことを思い出しながら、成長したんだなと思います。日々成長してきたことを、節目で爆発的に感じるのかもしれません。

Theme3将来への展望

北陸新幹線などの大プロジェクトを
任せてもらえる、信頼される人材に。

目標は、もっと電車線バカになること。電車線は私だと言われるくらいの技術を伴った工事指揮者になるということです。そのためには目の前の仕事を完遂させて、「経験工学」としてのスキルを高めて自分を磨きたいです。そしていつか北陸新幹線の延長工事など、大規模なプロジェクトを任せてもらえる人材になりたいです。

電車線が好き。
好きを仕事にしてほしい。