施設に生命を
吹き込む仕事。
設備工事部 工事センター 担当課長 K.M. 2006年入社
業務内容を教えてください
JR西日本の関連施設やビルの現場で、電気工事を監理する責任者です。設計会社から図面を受け取り、そこに寸法を入れたり簡略化したり解説をつけて、実際に工事する業者さんを指揮します。これまで手掛けたのは草津市の職員寮や大阪駅のルクアが入っているステーションビルなど。工事期間中は現場に通いますが、短くて1年、長くて7〜8年になりますね。
仕事の醍醐味は何ですか?
新しい建物に電気が点灯した瞬間はうれしい。施設に生命を吹き込むような気持ちになります。電気がなければ電話もインターネットも機能しない。ポンプが動かず水も出ませんから。現場の責任者は自由な反面、自分がペンチやドライバーを持つわけではない。自分にできないことを人にしてもらうのは難しく、だからこそ計画通りに進むと楽しいですね。
仕事をする上での信念は?
安全最優先。JR西日本グループはこれが第一です。そのためにはまず自分が怪我をしてはいけない。そして危険予知活動といって、朝礼のラジオ体操のあと、危険なところを注意するよう呼びかけます。いま日中は後輩が現場を巡回してくれますが、始業と終業時には必ず自分の目で確かめます。日々状況は変わるので危険予知活動に終わりはありません。
入社前
入社のきっかけ
大震災で電気と鉄道の大切さを痛感。
やる以上は大きな仕事に挑みたかった。
中学時代から夜景などを見て、電気ってすごいと憧れていました。大学の電気工学科に進学した際、阪神大震災を経験。暮らしや生命をつないでいる電気や鉄道の大切さを痛感し、この業界が目標に。やる以上は母体の大きい、仕事のスケールが大きいJR西日本グループと考え、NESCOを選びました。
技術力
大学時代のアルバイトやサークルが
コミュニケーション力を育ててくれた。
大学で電気を専攻していましたが、あくまで基礎知識です。建設業界における電気設備の専門知識は入社後の研修でしっかり教わるので心配はいりません。私はむしろアルバイトやサークル活動など、学生時代しかできない経験や遊びが入社後に役立っていると感じています。そこから人とのコミュニケーションが学べたと思っています。
成長したスキル
親より年長のベテランに指示を出す仕事。
言葉づかいには悩んだ。
現場責任者は20代で、親より年長の方々に指示を出さなければいけない仕事。分かっていても厳しかったですね。昔は若かったからすべて敬語でしたが、今はタメ口で話すことが増えました。それで距離感が縮まったと思います。
入社後
技術力の向上
日進月歩する技術を、
会社がフォローしてくれる。
入社当時は図面を手で描いていたのが、研修でCADを教わりました。今はCADも3Dになり、図面が得意でない私も使うことができています。技術が様変わりしても、会社が講習や研修でフォローしてくれるのは心強いですね。
成長につながるきっかけ
大きな現場で修羅場を体験したら、
まだ大丈夫と思えるように。
大阪駅新北ビル工事。初めての大きな現場を経験した時から、あれに比べたらまだまだ大丈夫と思えるようになりました。その後も修羅場を経験するたびに強くなった気がします。忙しくなると作業員の方々だって気が立つこともあります。今はそれも楽しもうと思えるようになりましたね。
将来への展望
母体が大きいから挑戦もできる。
ずっと残る仕事を手掛けたい。
ここは経験の業界と思います。ベルトコンベアで作業をこなせば終わりじゃないし、それが楽しい。母体が大きいから若いうちからチャレンジできます。大きな仕事だと地図にも残りますし、胸の張れる仕事を手掛けたいですね。